年頭のご挨拶

内閣府認定 公益社団法人全日本司厨士協会会長
世界司厨士協会連盟加盟国日本代表
宇都宮久俊

 新春を迎え、全国の会員の皆様、賛助会員の皆様にお慶びを申し上げます。
 昨年の総会にはWACS(世界司厨士協会連盟、105カ国加盟)会長トーマス・ググラー氏とアジア地区会長リック・ステファン氏をお迎えし、一昨年のギリシャ世界会議で決定された占部国内審査委員長のWACS名誉会員賞授与のセレモニーをしていただきました。また、世界の両会長は、総会において全国の司厨士が共通のネクタイをし、各地方本部の会旗を掲げ、日本国歌を斉唱する姿を見て非常に感激していただき、インターネットを通じてその様子を世界に配信していただきました。このように記念すべき総会となり嬉しく思っております。さらには、両会長にはJ.C.ビルディングにもお立ち寄りいただき、世界の他のシェフ団体では持ち得ない自社ビルであることにも大変驚かれておりました。

 さて、昨年、総本部におきましては内閣府の公益認定等委員会事務局による立入検査がありました。3年に一度の規定がありますので定期の検査でありました。この結果、21項目の調査や検討項目が指示され各地方本部会長や事務局の方々は戸惑ったことと思いますが、これも内閣府認定公益社団法人の価値観の高さ故のことであります。外部理事の方々にも立入検査の報告文をお送りしましたので、協会に何か不正があったのではないかと心配された方もおられましたが、決してそのようなことはございませんのでご安心ください。ただし、ガバナンスにつきましては全国の代議員・評議員・理事といった役員が各自自覚を持つことが求められております。各地方本部では役員の在り方を再度認識し、推薦責任があることを自覚してください。総本部は全国からいただきます計算書類(決算書等)や事業内容は正確に内閣府に報告しておりますが、内閣府の事務官の検査が中々混乱しております。同じ食の公益法人でも各々違うようですが、指示されたことに関しましては、地方本部会長を含めた法人の理事と話し合い改善して参ります。

 また、昨年の10月20日インターナショナルシェフズデイでは、総本部の熊谷喜八副会長、西日本地方本部役員他、総勢20名のシェフにより長崎県の川棚小学校(山口厚校長)において6年生2クラスの児童に食育授業と調理実習を行い、WACSにも報告をして世界に配信されました。

 今年2月には2020年に開催されますドイツシェフ協会主催の世界料理オリンピック大会の会場変更等の説明会が開催され、WACS加盟国に大会出場と協賛を呼びかけております。また、7月にはWACS世界会議がマレーシア・クアラルンプールにて開催され、総本部からは各地方本部会長等の希望者を含め10名ほどが参加予定で、世界会議と同時開催の国際料理大会グローバルシェフチャレンジにも2名のナショナルチームと代表コーチの参加が決定しております。

 本年も引き続き内閣府認定の公益法人として、全世界にある日本大使館・総領事館の公邸料理人育成に協力をいたします。公邸料理人の実技試験はJ.C.ビルディングの地下厨房で実施されており、説明会も本年は名古屋をスタートに各地で開催されます。
 昨年の年末におきましては、22日から国政関係(衆参議員および各省庁)に年末の挨拶、年始においても4日から新春の挨拶に伺っており、総本部会長として、国政との関係を保ちつつ地方本部の統制を図り、また、賛助会員の皆様のお役に立てることを目標にしております。

 終わりに会員の皆様および賛助会員の皆様にとって最良の年となりますようご祈念申し上げます。

歴代会長